主体的に学ぶ意欲を高めたかった

私たちは教育委員のメンバーですが、看護師全体の教育体制を整える上で、まずは受け身ではなく主体的に学ぶ意欲を高めることが必要だと考えました。
そこで、自分自身の成長に対する1年間の目標を設定し、その目標達成に向かって取り組むプロセスが見えるように、学んだこと、参加した研修、心が動いた出来ごとなど、何でもいいのでファイルに挟んでゆくという「ポートフォリオ」を導入することにしました。

ファイルはオープンにして、だれでも自由に手に取ることが出来る場所に置きました。そのためメンバー同士が頑張っていることを知りあったり、情報を交換しあったりすることが出来ます。何を入れたらいいんだろう?と初めは戸惑っていたスタッフも、周りのメンバーに刺激を受けて徐々にファイルがいっぱいになってきています。

学習への意欲が高まってきた

目標に対しては目標面接を行いますが、この取り組みは自分で自分のモチベーションを高めることが基本。私たちが強制するのではなく、互いに刺激し合えるように働くかけることが大切だと考えています。

最近は、気になっている研修に他の人が参加したら「資料を見せて!」と声をかけたり、わからないことがあれば、それが得意な人に情報を求めたりする姿が増えて、学習への意欲が高まってきたように見受けます。これは「誰がどんな学びをしているのか?」と いうことが見えるようになった成果だと思い、導入の手ごたえを感じています。

質の向上が課題

今はまだ個人差があったり、競ってファイルをいっぱいにすることが目的になっている人がいることも否めません。しかし、どんなことがきっかけであれ、意欲が出てきた事はいい変化だと思っています。

今後の課題は、自分の目標に目を向けて質の高い学びをしようという意識を向上させること。そして学びの質を高めながら看護師個人のレベルアップをはかり、それを当院の看護のレベルアップへと繋げること。いろんな課題はありますが、一歩ずつ着実に、無理のないよう取り組んでいきたいと考えています。

(大西里絵・大林由佳)

看護師の声


笑顔で患者さまに接することが目標

就職後、まずはプリセプターさんにアドバイスを受けながら1年間の目標を設定しました。
私は感情が顔に出やすいのが欠点だと思っています。だからそれを克服するために、感情をコントロールして1日笑顔で患者さまに接し、入院の辛さを受け止められる看護師になるという目標をあげました。どんな時も笑顔で声をかけるように心がけ、あきらめずに仕事をつづけることを頑張ろうと思っています。

また、日々の目標としては、患者さまの訴えを素直に受け止め、わからないことは調べてメモに残す、不安なら先輩に聴くということを実践しています。

目標があるから頑張れる

ポートフォリオには研修資料や自分で調べた資料などを挟んでいますが、日々必要な情報はこのファイルに入れるのではなく自分のメモに記載して持ち歩くようにしています。病棟では、プリセプターさんだけではなく、先輩みんなが育てようという姿勢でかかわってくださるので、何でも聞ける環境に感謝するばかり。期待に応えられるように頑張らないといけないと思います。

ポートフォリオは自分の目標がハッキリし、1年後の目標にむかってクリアすることがわかりやすいのでいいと思いました。「目標があるから頑張れる!」この言葉を実感しています。